中綴じ冊子（なかとじさっし）は、複数のページを中央で綴じ合わせた冊子のことを指します。以下に中綴じ冊子の特徴をまとめます。

特徴

• 製本方法: ページを中央で折り、その部分を針金や糸で綴じる方法です。
• ページ数: 通常、4ページ単位で構成されます。例えば、8ページ、12ページ、16ページ、20ページ、24ページ、28ページなど。
  観音折りや外三つ折りページを加えると、10P、14P、18P、22P、26P、30Pなどの仕立てにも出来る。
• 用途: パンフレット、カタログ、学校の教材、マニュアルなど、さまざまな印刷物に利用されます。
• コスト: 比較的安価な製本方法で、小ロットから大量生産まで対応可能です。

利点

• 持ち運びやすい: コンパクトで軽量なため、持ち運びが便利です。
• 見栄え: 中綴じにすることで、ページがフラットに開き、見やすくなります。

注意点

• 耐久性: 綴じの部分が劣化しやすいため、長期間の保存には向かないことがあります。

　中綴じ冊子は、特に短期間の使用やイベント用、会社案内などの資料として人気があります。

お客様事例～　ブティック経営　Dさま

よろず印刷所では、中綴じ冊子印刷のデザインから用紙の選定、印刷・製本・加工方法まで、よろず相談を受け付けています。
中綴じ冊子印刷に関する悩み事は何でも気軽にお問い合わせくださいませ！

中綴じ冊子デザインのポイント

1. 目的を明確にする

• ターゲットオーディエンス: 誰に向けた冊子なのかを把握する。
• コンテンツのテーマ: 情報やストーリーのテーマを明確にする。

2. レイアウトと構成

• ページ数の計画: 中綴じは通常、4ページ単位で構成されるため、ページ数を考慮して設計する。
  　　　　　　　 どうしても2P足したいときは、折り込み加工を使う。（観音折り、外三つ折り）
• 見開きデザイン: 見開きページを意識し、情報が自然に流れるように配置。

3. ビジュアル要素

• 色使い: ブランドやテーマに合ったカラーパレットを選ぶ。
• 画像とグラフィックス: 高品質な画像やイラストを使用し、視覚的なインパクトを与える。

4. フォント選び

• 読みやすさ: 本文は読みやすいフォントを使用し、タイトルや見出しには目を引くフォントを選ぶ。
• フォントの階層: タイトル、サブタイトル、本文で異なるフォントサイズやスタイルを使い分ける。

5. コンテンツの整理

• 見出しと小見出し: 情報を整理するために見出しや小見出しを効果的に使用。
• 箇条書きや番号リスト: 情報を簡潔に伝えるために箇条書きを利用。

6. ホワイトスペースの活用

• 余白の確保: 情報が詰まりすぎないように余白を設け、視覚的にスッキリさせる。
• 視覚的な整理: 情報を整理し、目が自然に流れるように配置。

7. 表紙デザイン

• 魅力的な表紙: 表紙は冊子の顔となるため、印象に残るデザインを心がける。
  　　　　　　　PP加工やUV厚盛り加工、箔押し加工、エンボス加工などで差別化を図り、デザインを引き立たせる。
• タイトルとサブタイトル: 明確で目を引くタイトルを大きく配置。

8. 印刷と製本

• 用紙選び: 内容に応じた適切な用紙を選定（例：マット紙、光沢紙）。
• 印刷技術: 高品質な印刷方法を選び、色合いや解像度を確保。

9. テストとフィードバック

• 試作: 完成前に本機本紙校正を作成し、他者からのフィードバックを受ける。
• 改善点の洗い出し: フィードバックを基にデザインを見直し、必要な改善を行う。

これらのポイントを考慮することで、効果的で魅力的な中綴じ冊子デザインが実現できます。